blackphantomのブログ

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節約① 一番重要な家計簿は何か

前回の流れに続いて生涯に必要な資金について書こうと思っていましたが、将来のお金を真面目に計算していると、結構気が滅入るというのがあります。なので、今回は、節約について考えてみたいと思います。

節約といっても、ネットで調べるといろいろと出てきますよね。

私も節約に関してはネットで調べたことがあります。正直、あまり参考にならなかったというのが実際でした。というのも、これはいずれ書こうとは思いますが、ネットで推奨されている節約方式はすでに実施してたからです。

だいたい、王道は2種類で「先取り貯金」「固定費の圧縮」ですね。

もちろん、両方とも節約にとても有効な方法です。

ですが、これ、その前提になるものがあります。
それは、「家計簿」です。

きちんと、「必要な家計簿」をつけてますか?

家計簿っていっても、ネット上にも話題はたくさんあります。
ですが、家計簿のつけ方のノウハウだったり、きちんとつける必要はなくてざっくりでいいとかそういう話題が多いように思われます。なのですが、そもそも、「必要な家計簿」とか「家計簿の優先順位」とか言ってないような気がします。

「家計簿に優先順位?」って思った方おられますでしょうか?
「家計簿なんて一つじゃないか?」って思った方もいるかもしれません。

でも、家計簿は一つ、という考え方が間違っています。結果としては一つかもしれませんが、実態は複数あるのです。

では、「絶対必要」で「最も重要な」家計簿は何でしょうか?

それは、「年間の収支決算」です。

会社でいえば決算報告書にあたるもので、その年にどれだけ収入があり、どれだけ支出があり、結果何万円のプラスであったか。
そして、現在のどれくらいの資産があり、どれだけの負債があるのか。

最初にこれがないと話にならないのです。

逆に言えば、この段階で問題なければ、それ以上の家計簿は必須ではありません。

例えば、手取り年収00万で、年100万の貯金をする目標であったとします。
年収はサラリーマンであれば、年末の給与の支給総額を見ればわかりますし、貯金は同じ時期での去年の貯金残高と今年の残高を比べればいい。さほどの手間でもないですね。
これで100万円増えていればいい、それだけです。

もし、手取り年収400万で、貯金が100万増えていれば、あなたの年間生活費は300万です。こちらの計算も簡単です。毎日の支出を足し算する必要もありません。記載漏れで支出を低く計算する危険性も少ない。

年間の収支計算をして、生活費が自分の想定している範囲であり、目標としている貯金をクリアしていれば、それ以上の家計簿はつけなくてもいいのです。

家計簿というと、費目ごとに分けで支出を細かく分類したものって考えるかもしれません。

だから、面倒くさい、続けられないと。

でも、こういう家計簿は何を目的にしてつけるかというと、「支出の分析」のためにつけるのです。どの支出を削れるかという削減プランを考えるためのものです。年間決算の家計簿で問題が発見された時にその対策を立てるためや、または、より一歩進んだ節約プランに踏み込もうと考えたときにつけるだけでも別にかまいません。

この優先順位を間違えると、家計簿に振り回されるだけで、一向に節約できないという結果になりかねません。