blackphantomのブログ

早期リタイアを目指すサラリーマンのブログです

生涯に必要な資金

早期リタイアを考える上で、生涯の資金計画を立てないといけません。
以前の回で、生涯に必要な資金は、「年間生活費×余命」で計算すると書きました。
ですが、これはざっくりで、実際はこれより高くなります。

早期リタイアに必要な資金として、今、自分が立てている式を書いておきます。

 早期リタイア資金 = 年間生活費×余命 + 現役負担費 + 住宅引当金 + 終末引当金 

となります。

なお、間違えないでいただきたいのは、上記は、「早期リタイアのために準備しないといけない貯金」ではありませんので、注意ください。

では、各項目の考え方について書いてゆきます。

① 年間生活費×余命
 いわゆる生活費です。食費・光熱費・被服費・医療費・交際費・遊興費、もろもろです。
 普通に生きてゆく上で、月々だったり毎年だったり出て行く費用です。
 ただし、住宅費については少し別の考え方になりますので、基本は除きます。
 生涯賃貸住宅でいいという人は、入れてしまってもいいと思います。
 

② 現役負担費
 現役世代であることをもって負担を要求される内容です。
 この部分は、私も現在調査中ではあるのですが、大きいのは国民年金の支払い費用です。
 60歳未満であることで、「当然の義務」ともいった調子で求められるものがあります。これらはいやといっても強制徴収される内容でもありますから、計算に入れておかないといけない部分です。
 
③ 住宅引当金
 主として、リフォーム費用と固定資産税の引当金が主体となります。賃貸で生活していて、生涯賃貸派の人は、生活費に自然に家賃が含まれているのですが、持ち家の方は住宅が劣化して建て替えが必要になる可能性を考慮しておかないといけません。また、固定資産税は生活費に含めているかもしれませんが、家を持ち続けるのであれば、最初からある程度計算しておいたほうがいいと思います。
 
④ 終末引当金
 死ぬ前をどうするか。死んだあとどうするか。それが中心となります。
 ここは家族構成や個人の考え方でかなり変わる部分ですが、それでもどうするかを考えて資金を計画を立てることをお勧めします。ここで大きいのは、終末医療、老人ホーム、介護、葬式というところです。場合によっては、遺産分与も入るかもしれません。一番予想がつきにくい項目ですが、向き合う必要がある内容です。
 

なお、②の「現役負担費」以外は早期リタイアしないでも発生します。老後資金を考える上でも向かい合う必要のある項目です。

すべてを用意するとか、完全に対応するとかではありません。しかし、上記の内容をまず考えてみて、それから長期の計画を考えるというのが重要です。