blackphantomのブログ

早期リタイアを目指すサラリーマンのブログです

早期リタイアに必要な資金

前回、生涯に必要な資金についての式を計算しました。次には実際に私に必要な金額を計算してみます。

なお、前提条件ですが、現在、私は親の持ち家に同居しています。
ですから、住宅関連費用が存在していない状況です。この点では、かなり恵まれており、感謝しているところです。

① 生活費
しかしながら、こういう状況なので、月の経費というのをはっきり出せない部分があります。親と共用で使ってるところが多いからです。年間の出費というのは、常につけていましたが、現状で約180万程度です。

でも、親との同居といっても、家は私の資産ではないので一生はあてにできません。
そこで、仮に賃貸住宅に住んだ場合を仮定して、その上で年間の生活費を設定しました。月の家賃や諸経費を考えて、月10万として計算しています。結果、年間生活費は300万となります。
なお、健康保険は現状では給与からの天引きですが、こちらも国民健康保険に切り替わります。こちらは、年間生活費として計上しないといけない部分ですが、収入がなければ、年間10万いかないくらいでしょう。ここは、生命保険の見直しで相殺します。

② 現役負担費
現役負担費ですが国民年金の支払い額は、年々増えていますが、平成28年で月額16,260円です。約20万ですが、年々上がってゆくことを考えると、月1,8000円、年22万程度で計算したほうがいいように思われます。
これが、あと、14年続きますので、308万必要ということになります。

③ 住宅引当金
親の自宅に同居ですが、①の生活費のところで賃貸としてのシミュレーションを金額として計上していますので、0になります。仮に親の自宅を相続して住居する場合は、生活費の中の家賃分の金額を引き当てる計算です。
一般にいくら用意しておくかですが、築年数にもよりますが、最低で500万くらいは用意しておいたほうがいいのではないでしょうか。

④ 終末引当金
ここも難しいところです。ただ、わたしは子供もいないし独身なので、葬式代は0と割り切ってしまっています。ここは、行政に無縁仏として処理してもらいましょう。兄弟もいますが、やりたければやっていただければいい。
遺産分与も同じ理由で多少なりとも資産が残っていればあげます。その程度です。
問題は、終末医療と老人ホームについてです。この点は、正直計算できません。ただ、老人ホームはあきらめることになると思います。独身で社会的なつながりが少ないことを考えると、老人ホームがいいのかもしれませんが、おそらくは資金がもたないでしょう。なので、終末医療の引当金だけ考えておくこととします。300万程度と想定しています。

ここから、現時点(46歳)の生涯に必要な額は以下となります。
これは、現状でメインと考えている85歳プランの場合の額となります。

1.即早期リタイアプラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×39(年) = 1億1700万円
② 現役引当金 308万円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 1億2308万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 2000万円

【差額】
1億308万円

現在の貯蓄額が3500万程度のため、6800万も足りません。

実は、早期リタイアプランは以前から考えていました。現状は55歳プランです。55歳プランですと、以下の計算になります。

2.55歳の早期リタイアプラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×30(年) = 9000万円
② 現役引当金 110万円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 9410万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 3400万円

【差額】
6010万円

現状の貯金が3500万、私の年間の貯金額は250万が目標です。この場合であれば、55歳時点の貯蓄は、5750万となります。退職金が1000万程度と想定して、6750万になりますから、55歳まで頑張ればというところです。

ちなみに、定年まで頑張ると以下です。


参考:60歳の引退プラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×25(年) = 7500万円
② 現役引当金 0円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 7800万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 4000万円

【差額】
3800万円

一般に言われている、「老後資金は3000万円」に近い数字ではないでしょうか。「老後資金は3000万円」は夫婦二人で持ち家が条件のため、持ち家として計算するとだいたい3000万くらいではなかと思われます。
一般的なサラリーマンで生涯賃貸独身者が蓄えるべき老後資金は4000万円っていう計算となるわけです。

現在の資金プランは55歳での早期リタイアで動いていますが、それを1日でも前倒ししたい。
そのために何をするのか、それを考えてゆきたいと考えています。