blackphantomのブログ

早期リタイアを目指すサラリーマンのブログです

早期リタイアを早めるための条件

前回55歳を目標とした早期リタイアを早めたいと書きました。

では、早期リタイアを早めるにはどうしたらいいでしょうか。

具体的な方法はこれからですが、方法としては二つです。

① 収入を増やす
② 支出を減らす

非常に簡単です。が、簡単にできれば苦労はありません。

といっても、アプローチをしないことには先に進みませんので、収入を増やすのと支出を減らすのと双方から早期リタイアへの効果を検証してみます。

仮に、50歳の引退プランを考えたとします。
前回の計算に従って、50歳時点でのリタイアに必要な生涯資金を計算してみます。

① 生活費   300万×35(年) = 1億500万円
② 現役引当金 22万×10(年)  = 220万
③ 住宅引当金 0円
④ 終末引当金 300万円

合計 1億1020万円

50歳時点での年金補てん額額は、2700万くらいですので、50歳時点で用意しておかないといけない金額は、8320万円になります。現時点の貯金を差し引いて、4820万円が足りません。
これを、50歳までの残りの期間(4年間)で割ると、約1200万程度となります。

シビアな数字ですが計算してみます。

【シミュレーション1】 収入を増やして50歳で退職して完全にリタイアする
条件 : 年間1200万円の貯蓄を作る

現在の年間生活費が180万程度なので、要するに手取り年収で、1380万あればいいということになります。

1380万の手取り収入ということは、だいたい2000万の年収が必要ということなります。

1400万円くらいの副業や投資での収入が必要ということになります。

もう一つ方法があります。
こちらは、支出を抑えることで生涯にかかる資金を減らす方法です。同じく、50歳時点で考えてみます。
現状で頑張ったときの50歳時点での資産額がベースになります。

【シミュレーション2】 支出を減らして50歳で退職して完全にリタイアする
50歳時点での予想資産額 
 貯金(250万/年で増えると計算) : 4500万円
 年金想定額 : 2700万円
 予想資産合計 : 7200万円
 
ここから、終末引当金と現役引当金を差し引くと、6680万円となります。これが、生涯生活費となります。
35年で割ると、使える額は、年間190万程度になります。

なお、この金額は賃貸住宅費を含んでいます。つまり、生涯賃貸住まいで年間190万未満の生活ができるのであれば、50歳のリタイアも可能ということになります。

【シミュレーション1】は現実的な方策が見当たりませんが、【シミュレーション2】は頑張れば不可能でもないかもというところです。ただ、数字のベースが生涯賃貸であると住宅費以外で使える額はかなり小さく、月10万がせいぜいでしょう。健康保険と医療費のことも考えると、やれないこともないけれど、かなり心もとないというのも事実ではあります。

なお、現時点で早期リタイアすると年間生活費は賃貸費用込みで130万程度になります。これは、ちょっと無理ですね。

二つの数字は、両極をとったものです。また、条件も完全リタイアです。会社を辞めたからといって、まったく仕事をしないという選択のみではないわけですから、次回以降、そういう面を考慮にいれて考えてゆきたいと思います。

早期リタイアに必要な資金

前回、生涯に必要な資金についての式を計算しました。次には実際に私に必要な金額を計算してみます。

なお、前提条件ですが、現在、私は親の持ち家に同居しています。
ですから、住宅関連費用が存在していない状況です。この点では、かなり恵まれており、感謝しているところです。

① 生活費
しかしながら、こういう状況なので、月の経費というのをはっきり出せない部分があります。親と共用で使ってるところが多いからです。年間の出費というのは、常につけていましたが、現状で約180万程度です。

でも、親との同居といっても、家は私の資産ではないので一生はあてにできません。
そこで、仮に賃貸住宅に住んだ場合を仮定して、その上で年間の生活費を設定しました。月の家賃や諸経費を考えて、月10万として計算しています。結果、年間生活費は300万となります。
なお、健康保険は現状では給与からの天引きですが、こちらも国民健康保険に切り替わります。こちらは、年間生活費として計上しないといけない部分ですが、収入がなければ、年間10万いかないくらいでしょう。ここは、生命保険の見直しで相殺します。

② 現役負担費
現役負担費ですが国民年金の支払い額は、年々増えていますが、平成28年で月額16,260円です。約20万ですが、年々上がってゆくことを考えると、月1,8000円、年22万程度で計算したほうがいいように思われます。
これが、あと、14年続きますので、308万必要ということになります。

③ 住宅引当金
親の自宅に同居ですが、①の生活費のところで賃貸としてのシミュレーションを金額として計上していますので、0になります。仮に親の自宅を相続して住居する場合は、生活費の中の家賃分の金額を引き当てる計算です。
一般にいくら用意しておくかですが、築年数にもよりますが、最低で500万くらいは用意しておいたほうがいいのではないでしょうか。

④ 終末引当金
ここも難しいところです。ただ、わたしは子供もいないし独身なので、葬式代は0と割り切ってしまっています。ここは、行政に無縁仏として処理してもらいましょう。兄弟もいますが、やりたければやっていただければいい。
遺産分与も同じ理由で多少なりとも資産が残っていればあげます。その程度です。
問題は、終末医療と老人ホームについてです。この点は、正直計算できません。ただ、老人ホームはあきらめることになると思います。独身で社会的なつながりが少ないことを考えると、老人ホームがいいのかもしれませんが、おそらくは資金がもたないでしょう。なので、終末医療の引当金だけ考えておくこととします。300万程度と想定しています。

ここから、現時点(46歳)の生涯に必要な額は以下となります。
これは、現状でメインと考えている85歳プランの場合の額となります。

1.即早期リタイアプラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×39(年) = 1億1700万円
② 現役引当金 308万円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 1億2308万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 2000万円

【差額】
1億308万円

現在の貯蓄額が3500万程度のため、6800万も足りません。

実は、早期リタイアプランは以前から考えていました。現状は55歳プランです。55歳プランですと、以下の計算になります。

2.55歳の早期リタイアプラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×30(年) = 9000万円
② 現役引当金 110万円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 9410万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 3400万円

【差額】
6010万円

現状の貯金が3500万、私の年間の貯金額は250万が目標です。この場合であれば、55歳時点の貯蓄は、5750万となります。退職金が1000万程度と想定して、6750万になりますから、55歳まで頑張ればというところです。

ちなみに、定年まで頑張ると以下です。


参考:60歳の引退プラン
【生涯に必要な額】
① 生活費   300万円×25(年) = 7500万円
② 現役引当金 0円
③ 住宅引当金 0円 (生活費に含む)
④ 終末引当金 300万円

合計 7800万円

【収入の予想】
年金 65歳~85歳合計 4000万円

【差額】
3800万円

一般に言われている、「老後資金は3000万円」に近い数字ではないでしょうか。「老後資金は3000万円」は夫婦二人で持ち家が条件のため、持ち家として計算するとだいたい3000万くらいではなかと思われます。
一般的なサラリーマンで生涯賃貸独身者が蓄えるべき老後資金は4000万円っていう計算となるわけです。

現在の資金プランは55歳での早期リタイアで動いていますが、それを1日でも前倒ししたい。
そのために何をするのか、それを考えてゆきたいと考えています。

生涯に必要な資金

早期リタイアを考える上で、生涯の資金計画を立てないといけません。
以前の回で、生涯に必要な資金は、「年間生活費×余命」で計算すると書きました。
ですが、これはざっくりで、実際はこれより高くなります。

早期リタイアに必要な資金として、今、自分が立てている式を書いておきます。

 早期リタイア資金 = 年間生活費×余命 + 現役負担費 + 住宅引当金 + 終末引当金 

となります。

なお、間違えないでいただきたいのは、上記は、「早期リタイアのために準備しないといけない貯金」ではありませんので、注意ください。

では、各項目の考え方について書いてゆきます。

① 年間生活費×余命
 いわゆる生活費です。食費・光熱費・被服費・医療費・交際費・遊興費、もろもろです。
 普通に生きてゆく上で、月々だったり毎年だったり出て行く費用です。
 ただし、住宅費については少し別の考え方になりますので、基本は除きます。
 生涯賃貸住宅でいいという人は、入れてしまってもいいと思います。
 

② 現役負担費
 現役世代であることをもって負担を要求される内容です。
 この部分は、私も現在調査中ではあるのですが、大きいのは国民年金の支払い費用です。
 60歳未満であることで、「当然の義務」ともいった調子で求められるものがあります。これらはいやといっても強制徴収される内容でもありますから、計算に入れておかないといけない部分です。
 
③ 住宅引当金
 主として、リフォーム費用と固定資産税の引当金が主体となります。賃貸で生活していて、生涯賃貸派の人は、生活費に自然に家賃が含まれているのですが、持ち家の方は住宅が劣化して建て替えが必要になる可能性を考慮しておかないといけません。また、固定資産税は生活費に含めているかもしれませんが、家を持ち続けるのであれば、最初からある程度計算しておいたほうがいいと思います。
 
④ 終末引当金
 死ぬ前をどうするか。死んだあとどうするか。それが中心となります。
 ここは家族構成や個人の考え方でかなり変わる部分ですが、それでもどうするかを考えて資金を計画を立てることをお勧めします。ここで大きいのは、終末医療、老人ホーム、介護、葬式というところです。場合によっては、遺産分与も入るかもしれません。一番予想がつきにくい項目ですが、向き合う必要がある内容です。
 

なお、②の「現役負担費」以外は早期リタイアしないでも発生します。老後資金を考える上でも向かい合う必要のある項目です。

すべてを用意するとか、完全に対応するとかではありません。しかし、上記の内容をまず考えてみて、それから長期の計画を考えるというのが重要です。

節約① 一番重要な家計簿は何か

前回の流れに続いて生涯に必要な資金について書こうと思っていましたが、将来のお金を真面目に計算していると、結構気が滅入るというのがあります。なので、今回は、節約について考えてみたいと思います。

節約といっても、ネットで調べるといろいろと出てきますよね。

私も節約に関してはネットで調べたことがあります。正直、あまり参考にならなかったというのが実際でした。というのも、これはいずれ書こうとは思いますが、ネットで推奨されている節約方式はすでに実施してたからです。

だいたい、王道は2種類で「先取り貯金」「固定費の圧縮」ですね。

もちろん、両方とも節約にとても有効な方法です。

ですが、これ、その前提になるものがあります。
それは、「家計簿」です。

きちんと、「必要な家計簿」をつけてますか?

家計簿っていっても、ネット上にも話題はたくさんあります。
ですが、家計簿のつけ方のノウハウだったり、きちんとつける必要はなくてざっくりでいいとかそういう話題が多いように思われます。なのですが、そもそも、「必要な家計簿」とか「家計簿の優先順位」とか言ってないような気がします。

「家計簿に優先順位?」って思った方おられますでしょうか?
「家計簿なんて一つじゃないか?」って思った方もいるかもしれません。

でも、家計簿は一つ、という考え方が間違っています。結果としては一つかもしれませんが、実態は複数あるのです。

では、「絶対必要」で「最も重要な」家計簿は何でしょうか?

それは、「年間の収支決算」です。

会社でいえば決算報告書にあたるもので、その年にどれだけ収入があり、どれだけ支出があり、結果何万円のプラスであったか。
そして、現在のどれくらいの資産があり、どれだけの負債があるのか。

最初にこれがないと話にならないのです。

逆に言えば、この段階で問題なければ、それ以上の家計簿は必須ではありません。

例えば、手取り年収00万で、年100万の貯金をする目標であったとします。
年収はサラリーマンであれば、年末の給与の支給総額を見ればわかりますし、貯金は同じ時期での去年の貯金残高と今年の残高を比べればいい。さほどの手間でもないですね。
これで100万円増えていればいい、それだけです。

もし、手取り年収400万で、貯金が100万増えていれば、あなたの年間生活費は300万です。こちらの計算も簡単です。毎日の支出を足し算する必要もありません。記載漏れで支出を低く計算する危険性も少ない。

年間の収支計算をして、生活費が自分の想定している範囲であり、目標としている貯金をクリアしていれば、それ以上の家計簿はつけなくてもいいのです。

家計簿というと、費目ごとに分けで支出を細かく分類したものって考えるかもしれません。

だから、面倒くさい、続けられないと。

でも、こういう家計簿は何を目的にしてつけるかというと、「支出の分析」のためにつけるのです。どの支出を削れるかという削減プランを考えるためのものです。年間決算の家計簿で問題が発見された時にその対策を立てるためや、または、より一歩進んだ節約プランに踏み込もうと考えたときにつけるだけでも別にかまいません。

この優先順位を間違えると、家計簿に振り回されるだけで、一向に節約できないという結果になりかねません。

独身者の年金

老後の不安とか老後破産とかそういう話題が聞かれるようになっています。
根本的にはあるのは、簡単に言えば年金不安ということになるます。少子化が問題視されるのも突き詰めてしまえば年金問題に行き当たるのではないでしょうか。

要するに戦後の日本というのは老後は年金で暮らせるということを前提に組み立てられてたということです。それがにわかに崩れかけていて慌てているところです。

こういう状況の中で、年金なんかもらえないと投げやりに考える風潮もありますが、それも極論です。完全にゼロになるということもないでしょうから、きちんともらえる年金の額は把握しておくに越したことはないのです。

さて、年金でも厚生年金と国民年金では違ってきますが、早期リタイアを望む私の現在は会社員ですから、厚生年金ということになります。厚生年金でも国民年金でも、将来受け取れる年金は年金ネットで調べらます。

ここで、私の立場、つまり独身で早期リタイアを望む人間が将来どれだけの年金をもらえるのかについて考えてみます。

厚生年金は収入によって将来の受取額が異なりますが、比較的普通のサラリーマンである私の場合、60歳まで納付した前提でだいたい年間200万程度の年金受取額になります。また、45歳の段階で年金納付をやめた場合の計算では年間100万円でした。1年長く会社に勤めると、年額で7万程度の受取額が増えるという形になります。

今は46歳ですから、年額107万、50歳で早期リタイアした場合は135万程度という計算になります。

少ないですね。これは、独身者は同じ金額の年金を収めていても夫婦よりもだいぶ金額が低いからです。ましてや早期リタイアしてしまうとあてになる年金がガクッと減ってしまいます。
(なお、早期リタイアしたとしても、国民年金は払わされますので、実際はもう少し高いですがその代わりに60歳までは年金を払わらないといけないという問題があります)

上記の金額に余命をかけてみます。65歳から85歳まで20年ですと、60歳まで勤めて4000万程度。75歳までの10年だどだと2000万程度です。今やめた場合は、これがだいたい半額になります。85歳まで生きて2000万円、75歳まで生きて1000万円です。

将来これより増えることはありませんから、正直、早期リタイアの場合は年金はあまりあてにならないというのが実態です。それでもどの程度の額が入ってくるのか理解しているのとそうでないのとでは異なりますので、事実は事実として握っておくのが必要です。

どこまで生きるのか

早期リタイアを考えると、実は一番重要なのが何歳まで生きるのかということです。
あまり最初には来ない話題の気がしますが、実は非常に重要な問題です。

早期リタイアの問題には常に資金問題が付きまといます。
極論すれば、早期リタイアが可能な条件というのは、「一生働かないで済む金があるかないか」、それだけなわけです。
事実、余命1年なら、1年分の貯蓄しかいりません。

私は、独身男性ですので、男の平均寿命から見てみます。
2015年の統計ですと、男性の平均寿命は80.79歳と出ています。だいたい81歳ですので、私の余命は約35年ということになります。
(正確には、平均余命というのは平均寿命から計算するものではないんですが、日本では誤差の程度なので無視します)

とはいえ、平均寿命までしか生きないと考えて、それ以上生きてしまったけど金がないというのではどうにもなりませんから、少し余裕を設定して、85歳と考えます。そうすると、39年の余命となります。

ざっくりいえば、この後の人生で必要な費用というのは、
  年間に必要な費用 × 余命
で計算できます。
(これが早期リタイアに必要な「貯金」ではないのですし、これがすべてでもないのであくまでざっくりです)

なので、私はこの余命を
 85歳 - 現在の年齢 
で計算してきました。(それが現在だと39年ということです)

早期リタイアに必要な金額は他にも要素があるので、後日書きたいと思いますが、この平均余命の計算、実は別の数字もあります。

というのも、独身男性の平均寿命70歳程度であるというデータがあるからです。
こちらの数字を計算に入れると、75歳まで生きると考えて、私の余命は29年ということになります。

もちろん、実際の余命がどのくらいかは、死ぬときにならないとわかりません。
ですが、ただ、どちらにしても、余命を設定しないと早期リタイアの資金計算はできないのは事実です。基本的には39年の余命で計算してゆきますが、場合よっては29年で割り切るかもしれません。

自分の余命を割り切るというのも難しい話かもしれませんが、ある意味ドライに考えないと計算ができないというのも事実なのです。

早期リタイアという夢

初めまして。

blackphantomです。

 

ブログ開設にあたり、昔から使っていたハンドルネームを使うか考えたのですが、心機一転でblackphantomとしました。

他にも候補があったのですが、全部すでに登録済みだったので、最終的にはその場で思いついたハンドルネームです(笑)

 

ブログは実は、今までなんどか始めては三日坊主で終わっていました。今度はせめて、もうちょっと続けられたらいいなってのが、今の心境です。同時に今まで真面目に書きすぎていて、すぐに挫折していたので、今回は気軽に書いてゆこうかなと。

 

さて、本題です。

 

実は最近、早期リタイアを真面目に考えるようになりました。

 

というのも、私は今年で46歳ですが、会社に行くということに対してかなり煮詰まっています。

もともと、集団の中でいるだけで息苦しく感じる性質の人間で、体力と真面目さがあったころはなんとかやっていけてましたが、最近は、もう無理っていいますか。60歳定年ならあと14年、65歳までやるってなると、19年。正直、やってられないというのが本音です。

 

早期リタイアそのものは、以前から漠然と考えていましたし、まるっきり準備していなかったわけでもないのですが、今後は一歩進んだ形で行動してゆこうと。

ブログ開設がその第一歩になればいいなと考えています。

 

次回以降、早期リタイアに向けての行動を書いて行きたいと思ってます。